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宮崎県,都城市, 花ふぶき一座, ちんどん屋, 宮田若奈, アコーディオン
【インタビュー】花ふぶき一座の宮田さん。ちんどん屋がくるとぱ~っと華やぎますよ!
今日は、都城を中心に、ご活躍されているちんどん屋、花ふぶき一座座長の宮田さんにお話を聞いてきました。とにかく熱くて、元気のあって、笑顔のたえない宮田さんとお話をしていると、こちらまで元気をもらえます。
きっかけはご主人
それでは、まず最初に、ちんどん屋を始めたきっかけを教えてください。
「大阪に住んでいたころ、主人がちんどん屋をやりたいと言いました。私は、よくわからないまま着いていって、ちんどん屋を手伝いました。でも、それが面白くて、自分でアコーディオンを覚えたり、着物の着方を覚えたりしていったんです。そして、主人の趣味を手伝うような形で始まったんです。」
本場のちんどん屋にふれた衝撃
「本格的に学びたいというのと、プロのちんどん屋があるというのを聞いて、『なにわちんどん屋』に1日だけスタッフ志願しました。それがまず最初の衝撃でした。
前日入りして、そこには60歳、70歳の芸人さんが沢山いて、みんなちんどんの話でもりあがっているんです。みんな本当にちんどんが好きなんです。それが深夜1時くらいまで続いて、いざ寝ようとすると起床が3時だと言われました。
なんでそんなに朝早いの!と思いつつも朝3時になって起きると、親方が一人ひとりに化粧をしていくんです。だから、こんなに早く起きるのかと。なんて親方は大変なんだと。
そして、始まったら、みなさん颯爽(さっそう)と踊るんです。60歳~70歳の芸人さんが、2時間くらいしか寝ていないのに、すばらしい芸の振る舞いをするんです。
衝撃でした。
私は、緊張と寝不足で3回も店に入って、もどしました。」
第二の衝撃
「なにわ屋で、2年間くらい下積みをして、ある時、ちんどん屋の全国大会を見る機会がありました。そのときに、化け物のような、ちんどんのプロを目の当たりにして、また衝撃を受けました。ちんどん屋ってこんなに奥が深いの、上手な人がいるのって思って。」
子供が生まれて一皮むける。
「さあ、本格的にやろうって思ったときに、一人目を妊娠しました。芸の稽古を休むことや、あせりで体を壊したこともあって、きっと休みなさいということだったんだと思います。
そして、都城に移ってきて、 二人目が生まれました。
主人は別の仕事をすることになりました。でも、私がちんどんを続けたいといったらいいよといってくれたので、育児と奮闘しながら、合間をぬってちんどん屋を続けました。主人の理解があったから続けてこれた思います。
そして、ひと段落して、本格的にはじめようと思ったんです。最近では、遠くは富山県や愛知県などから九州各県を飛び回っています。」
ふれあい広場づくり
ちんどん屋のほかにも、お庭で「ふれあい広場」をされていますね。
「ちんどんで家をあけることが多かったので、子供たちが集まれる場所ができたらと思って、広場をつくったんです。もともと二十歳(はたち)くらいのときから、誰でも集まれる広場をつくりたいというのがあったんです。平成17年から、遊びの学校ということで、月1回のイベントも開催していました。もちつき、キャンプ、茶つみ、藍染(あいぞめ)、陶芸など、いろいろな行事をやりました。」
今では、講演会もされていますね。いつぐらいからはじめられましたか。
「平成19年くらいから、知人から頼まれたのがきっかけで、今までに約80回ほどお話をさせていただきました。私ができることは自分のことを話すことと、明るく元気になるように話すことなので、ちんどんの格好をして楽しくお話をさせていただいています。」
それでは最後に今後の予定を教えて下さい。
「都城市のぼんち市には、参加していますし、3月27日の都城もちお桜まつりにも出演します。詳しいことはHPをご覧くださいね。それから5月には全国大会があるので、がんばろうと思います!ちんどん屋がくるとイベントが、ぱ~っと華やぎますよ。どこへでも飛んで行きますので是非、呼んで下さい。」
今日は、どうもありがとうございました。(取材日2010.03.04)
事務局
雑貨&カフェ 民 (植田)
TEL/FAX:0982-58-0425
mail:naomi.ueda@mb5.seikyou.ne.jp
この日はあいにくの雨。
許可をいただいてHPから写真をお借りして掲載させていただいています。
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