マクロビオティック, 岡部賢二, 精進料理, フードメディカル, 陰陽, 有機野菜

マクロビ通信。綾町で岡部賢二さんのお話を聞いてきました。

　当編集部に時々お手伝いに来てくださるスタッフのＮさんのマイブームは、マクロビオティック。そんなＮさんがお届けするマクロビ通信です。

　先日、岡部賢二さんのお話を聞きに綾の精進料理‘古嶋’さんへ行ってきました。

　岡部さんは、フードメディカルコンサルタント。
　農業の勉強のかたわら、マクロビオティックの講演や健康指導で西日本全域を回っていらっしゃいます。

　マクロビオティックとは…

　食べ物には陰陽があり、
　食べ物が自分の心身へ与える影響を知ることで、
　自由に自分の在り方を決めることができる。

　という、ちょっとおもしろい法則です。

　たくさんの人の前で、ドキドキのプレゼンテーション。
　そんな時、陰の食べ物を食べると、心を落ち着かせることができたり。

　小さな子どもの、夜泣きや、転びやすいといった悩みも、食べ物の陰陽のバランスをとることで、だいぶ緩和できるのです。

　なんだか魔法のようです。笑

　でも、難しいことはなくて、いたってシンプルな食事なのです。少し前の日本人が、普通にとっていた食事です。またこの部分は、別の機会に詳しくお伝えできたらと思います。

　さて、岡部さんのお話会。

　今回のテーマは、《難病?奇病は自然のリズムで治る》でした。

　極陽である、肉類。
　極陰である、精白した砂糖、化学調味料。

　難病・奇病と呼ばれるもののほとんどは、これらを取り過ぎることによって起こっている。
　逆に言うと、これらを減らすことによって、難病?奇病は治すことができる。

　陽・・・温める・締める・固める・収縮性
　陰・・・体を冷やす・ゆるめる・溶かす・拡散性

　焼くと、ギューっと締まるお肉・魚・卵。
　極陽です。

　これらは、血管を締める作用があります。
　取り過ぎると、高血圧につながります。

　また、取り過ぎることによって、赤ら顔・声が大きい・態度が大きい・暑がり・たくさんしゃべる・話を聞かない・愚痴が多くなる… という症状が出やすくなります。

　逆に言うと、これらの摂取を減らすことで、たいぶ心穏やかになれるそうです。

　極陽の病気は、
　脳梗塞（梗塞は、固くもろくなるという意味。まさに極陽の症状です。）
　心筋梗塞
　動脈硬化
　腎臓・膀胱結石
　などがあります。

　極陰は、白砂糖です。
　スキヤキに入れたお肉が固まらないのは、そう。
　砂糖という極陰の調味料を入れるため。

　砂糖は、血液の赤血球の皮を溶かす作用があります。
　歯・骨をも溶かす作用があります。
　（コーラに、抜けた歯をつけると、一日でサクサクになるそうです。）

　極陰の症状としては、
　冷え性・声が小さい・優柔不断・悲観的・うつ
　という症状が出やすくなります。

　極陰の病気は、
　脳軟化症（脳が溶け、血管が溶けてもろくなり、少しぶつかっただけで青タンになります。
　血管は、脳で破れたり、目で破れたりすることもあります。）
　歯周病（歯茎が溶ける）
　胃潰瘍（胃が溶ける）
　クローン病・大腸炎（腸が溶ける）
　などがあります。

　他にも、
　白血球が溶ける、エイズ。
　脱力して歩けなくなる、筋ジストロフィー。
　肺が溶ける、肺結核・肺気腫。

　物忘れ・学習障害・記憶喪失も、砂糖の取り過ぎが大きく関係しています。
　脳内の情報処理は、神経細胞同士の電気信号によって行われます。
　塩水は、電気を通しますが、砂糖水は、電気を通しません。
　砂糖の取り過ぎが、記憶障害につながるのはそのためだそうです。

（お肉やお砂糖を食べたらいけない、ということではけっしてありません。
　でも、心身の作用を知らずに、これらを食べ過ぎることは、とてももったいないことかもし　れないと、今回のお話を聞いて思いました。）

　岡部さんは、
　決めつけ、こだわり、固定観念を捨て、
　自分なんて…ではなく、自分だからこそ！という気持ちで生きていきましょう。
　「ありがとう」という言葉は、自分を解放する最高の言葉です。とおっしゃっていました。

　岡部さんの、ジョークをいっぱい散りばめたトーク。
　古嶋さんのにぎってくれた、かわいらしい玄米おにぎり。

　とても素敵な夜でした。

　　
　　　　ニンジン。

　日刊都城へのご連絡はこちら
　post@nikkan-miyakonojo.com

都城市・三股町の便利手帳

都城市・三股町の情報

エコ支援・補助情報